自己肯定感とは?高い人の特徴5選とすぐに実践できる高め方3選
自己肯定感が高まれば、
人生のほとんどの課題は解決すると言われています。
この「自己肯定感」について
聞いたことはあるけれど、
詳しくは知らないと感じている方が
おそらく大半なのではないかと思います。
そこで今回は、
自己肯定感に関する
ベストセラーの書籍等を参考に、
自己肯定感が高い人の5つの特徴
低い人の3つの特徴をはじめ、
心理学に基づいた効果的な高め方を
分かりやすく解説していきます。
1.自己肯定感とは?
自己肯定感とは「ありのままの自分でOKと言える感覚」です。
言い方を変えると、何が起きても大丈夫と思える感覚のことで、具体的には下記のように捉えられる状態のことを指します。
「挑戦は失敗に終わってしまったけど、自分のベストは出せたし、OK!」
「今日も仕事でミスしてしまったけど、めげずに自分は頑張れてるな、OK!」
この自己肯定感は、下記のような人生のあらゆる場面において、大きく影響しています。
- ・仕事でのパフォーマンスや結果
- ・人生の満足度や充実度
- ・人間関係(どんな人と過ごすか)
この自己肯定感が満たされると、「生きているだけで自分は価値がある」と思えるようになります。
その結果、性格が前向きになる、望む結果が得られるようになるといったメリットがあります。
2.自己肯定感が高い人の特徴
自己肯定感が高いことは、人生が上手くいっている人の共通点の一つです。
2章と3章では、自己肯定感が高い人・低い人の特徴について、累計100万部を突破した世界的ベストセラー「上手くいっている人の考え方」の内容を参考にお伝えします。
まずは、自己肯定感が高い人の5つの特徴をご紹介していきます。
参考文献:「うまくいっている人の考え方」ジェリー・ミンチントン著 弓場隆訳
2-1.セルフイメージが高い(自信がある)
セルフイメージとは、自分自身について抱いているイメージのこと。
自己肯定感が高い人は下記のようなセルフイメージを持っています。
- ・私は自分の人生を切り開くことができる
- ・自分にはよりよい未来が待っている
- ・自分はできる人間だ など
ここでの重要なポイントは、自分の価値を心から信じているかどうか。
目に見えない分、なかなか確証が持てない難しさがありますが、このセルフイメージは未来を切り開いていく上で非常に大切な要素です。
2-2.失敗や批判を恐れずに行動する
自己肯定感が高い人は、失敗に対する捉え方が違います。
失敗は決してタブーなのではなく、「学ぶための絶好のチャンスだ」という姿勢を持っているので、挑戦することへの心理的ハードルが低く、過度に失敗を恐れることもありません。
また、批判に対して動じないメンタルを持っていることも大きな特徴の一つです。
大切なのは、他人にどう見られているかよりも、自分がどう思うか。こうしたブレない自分軸を確立できているからこそ、自己肯定感が高く、結果的に成功しやすいと言えます。
2-3.他責思考より自責思考
自己肯定感が高い人は、起きてしまった問題を嘆くことよりも、自分ができることにフォーカスを当てています。
どんな問題に対しても、「自分に原因があるとすれば何だろう」という自責思考で向き合い、成長の糧へと変えていくわけです。
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。」という言葉があるように、自分がコントロールできる部分に時間とエネルギーを注ぐため、より建設的であると言えます。
自分の失敗に対してはもちろん、他人の失敗に自分が巻き込まれてしまった場合でも、「どうすれば問題を回避できたか?」と考えるため、問題解決力も非常に高いことも特徴のひとつです。
2-4.どんな出来事も前向きに解釈する
「事実は一つ、解釈は二つ」
この言葉をご存知の方は多いと思いますが、自己肯定感が高い人は、自分にとってプラスとなる解釈を意図的に選んでいきます。
例えば、仕事で失敗をしてしまった時。失敗した自分は仕事が下手だとマイナスに解釈する人もいれば、一方で、自分の改善点が見つかったと捉え、それを成長のきっかけとして更に努力できる人もいます。
「どうすればこの状況を楽しめるか?」
「どうすればこの側面を活かせるか?」
このように考える習慣があるため、自分が成長できるチャンスや状況を突破するためのヒントを自然に掴んでいきます。
2-5.他人を尊重する
自己肯定感が高い人は、ありのままの自分を肯定できている分、同じように、相手も大切な存在として尊重できるという特徴があります。
特に大事なポイントは、自分と相手との違いを認められる、ということ。
言うなれば「みんな違ってみんな良い」の精神が根底にあり、仕事やプライベートで人から信頼されやすく、どんな相手とも円滑な人間関係を築いていきます。
このように自己肯定感が高い人は、周りの人と良い関係性を築くのが非常に上手いのも特徴です。
3.自己肯定感が低い人の特徴
人生や仕事において、失敗やうまく行かないことが多いと感じる場合、自己肯定感の低さが原因かもしれません。次に、自己肯定感が低い人の3つの特徴をご紹介していきます。
3-1.劣等感を持ちやすい
周囲と自分を比べてしまう癖があり、劣等感をもつ傾向が高いと言われています。
例えば職場において、たとえ自己ベストの目標を達成したとしても、自分より成果を上げた人と自分を比べ、自己評価を下げてしまうケースがあります。
このとき、評価の基準が自分ではなく、相手の中にある状態のため、どれだけ努力をしても自分にOKが出せない負のスパイラルに陥ってしまうという辛い状況が続く可能性が高いです。
3-2.承認欲求が強い/他人に依存する
本来、承認欲求は生きていく上でとても大切なものです。
しかし、自己肯定感が低い人は、自分で自分にOKが出しづらい分、他人に満たしてもらうために承認欲求が強くなりすぎてしまう傾向にあります。
相手に認めてもらおうと、見栄を張って高級品を身につけたり、過去の自慢話や栄光にいつまでもすがってしまう、といったことが一例です。
また、相手に対して「自分が優位だ」と示そうとするあまり、自分の知識や能力を誇示するマウンティングを取ることも多く、人間関係で定期的にトラブルを起こしてしまう可能性があります。
3-3.ネガティブに物事を捉えてしまう
自分自身を肯定できない場合、物事の良い側面が見えづらくなっている状態のため…
- ・自分の周りに起こる出来事
- ・自分を取り巻く環境
- ・相手から言われること など
自分だけでなく周囲に対しても否定的に捉えてしまうケースが多いです。
この傾向は、人間関係にそのまま悪影響を及ぼします。
例えば、職場やプライベートで「もっとこうした方がいいよ」というアドバイスをもらったとしても、「自分はなんてダメなんだ」という自己否定の材料として捉えてしまうケース。
こうしてメッセージを歪めて受け取ってしまい、人間関係にトラブルを抱えてしまうことも少なくありません。
4.自己肯定感を高める方法
ここまでご覧になった方はすでにお気づきかと思いますが、自己肯定感は人生のあらゆる場面に影響し、満足度や充実度にそのまま直結します。
そこで、心理学に基づいた効果的な自己肯定感の高め方をお伝えします。
4-1.自己肯定感が高い人になりきる
自己肯定感が高い人を、ただ真似するのではなく、もはや別人になるくらいの勢いで「なりきる」。
そうすることで、自己肯定感が高い人と同じような状態を体験することができるため、一瞬にして自己肯定感が高まる経験ができます。
これは「モデリング」という心理学NLPの手法で、自己肯定感が高い人になりきればなりきるほど、大きな効果を発揮します。
対象にするのは、自分が尊敬する人や有名人、アニメや漫画のキャラクターでも問題ありません。
身振り手振りや歩き方といった目に見える部分だけでなく、考え方や信念といった内面のコアな部分までモデリングしていくことがコツです。
4-2.心の傷を解消する
ほとんどの人が、大きさに違いはあっても、心の傷(コンプレックスやトラウマ)といったマイナス面を心のどこかに抱えていると言われています。
そして、どれだけ自己肯定感を高めようと努力しても、心の傷を根本から改善しない限り、負の影響を受け続けるため、努力に見合う結果が出ない、ということはよく起こります。
多くの人はこのことに気づいていません。
そして、「そう言えばあの人、急に伸びたよね」と言われるケースの裏側には、自分の足を引っ張っている「心の傷」を解消する作業に取り組んでいることがほとんどです。
もし上手く行かないことが多いと感じたら…
- ・自分に自信がない
- ・過去に辛い経験があった
- ・過去、または現在の人間関係の悩み
- ・ずっと後悔していることがある
- ・孤独感や劣等感がある など
こうしたことに心当たりがないか、時おりチェックしておくことが非常に大切です。
【心の傷を改善・解消するおすすめの方法】
- ・不安や悩みを紙に書き出し、客観的に見つめる
- ・リフレーミング(物事をポジティブに捉える)
- ・ビリーフチェンジ(マイナスな思い込みを変える)
4-3.コミュニケーション能力を高める
自己肯定感を高めるために非常に大切な考え方となるのが「相手を大事にする=自分を大事にする」ということ。
尊重し合い、認め合える良好な人間関係があれば、周囲からあなたは大切な存在として扱われる様になるので、自然と自己肯定感が高まっていきます。
また、コミュニケーション能力を高めると、自分に自信もついていきます。
友人関係は良好になり、仕事でのコミュニケーションも円滑に進めていけるため、人から信頼され、評価も自然と高まることが期待できるからです。
そこで今回は、誰とでも良好な人間関係を築くことに使える、3つのコミュニケーションスキルについてご紹介します。
4-3-1.ミラーリング
このミラーリングという手法は、「自分と似た人に安心感を覚える」という心の仕組みを活用したスキルです。
相手の姿勢や仕草、呼吸などをまるで鏡のように合わせていく手法です。
【ミラーリングで合わせること】
- ・表情
- ・手の動きやジェスチャー
- ・足の向きや組み方
- ・呼吸の深さやタイミング
- ・動作(例:飲み物を飲む)
ここでの重要なポイントは、さり気なく行うということ。
ただ同時に合わせればいいという「猿まね」ではなく、TPOをわきまえて臨機応変に、かつ自然に動作を合わせていくことが大切です。
4-3-2.ペーシング
ペーシングという手法は、目に見えるものを合わせていくミラーリングと違って、話すスピードや声の大きさなど、目に見えない部分を合わせていきます。
【ペーシングで合わせること】
- ・話すスピード(早い/ゆっくり)
- ・声の大きさ(大きい/小さい)
- ・喜怒哀楽といった感情
人それぞれ話すスピードなどには傾向がありますが、通常、無意識に行っているものです。
この無意識について心理学では、「無意識は私たちの行動に大きな影響を及ぼす力がある」と言われています。
だからこそ、そのペースを意識的に合わせていくことができれば、心の深い部分で「この人とは合う」「相性が良い人だ」と思われる可能性が非常に高くなり、信頼関係を築くスピードを加速させることができます。
4-3-3.「魔法の言葉」を使う
人を魅了する「魔法の言葉」をご存知でしょうか。
今すぐ使える簡単なものですが、人の心理に基づいたこの言葉の効果は絶大です。
結論から申しますと、それは相手を承認する言葉です。具体的には、下記の5つの言葉です。
- ・「感謝」(例:ありがとう、感謝しています)
- ・「労い」(例:お疲れ様、頑張っているね)
- ・「励まし」(例:あなたなら大丈夫、きっとできるよ)
- ・「信頼・期待」(例:あなたに任せるよ、信じているよ)
- ・「褒める・認める」(例:すごい!、さすが○○さん)
なぜこれらの言葉が効果的かというと、そこには人にとって大切な「承認欲求」が関係しているからです。
心理学者のウィリアム・ジェームズ氏によると、このように言われています。
「人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは、
【他人に認められること】を渇望する気持ちである。」
例えて言えば、魔法の言葉=承認の言葉は、砂漠で喉がカラカラに乾いた状態の人に一杯の水を差し出すくらい、威力があるものです。
承認欲求は、人が例外なく持っている大切な欲求ですから、「相手も自分と同じように求めているのだ」という姿勢で過ごしてみることは、コミュニケーションをより良好にしていくためにとても重要です。
5.自己肯定感を高める3つのコツ
自己肯定感を高めようと思ったとき、コツを押さえていない場合、努力に見合う結果を得られない可能性があります。
この章では、自己肯定感に関する3つの書籍をベースに、自己肯定感を高めるコツを3つ厳選してご紹介します。
5-1.「減点方式」ではなく「加点方式」で高める
自己肯定感を高めようと意識し始めるとき、つい陥りやすいポイントが、「減点方式になってしまうこと」が挙げられます。
ムリに自己肯定感を高めようとしてしまうと、ハードルが上がり過ぎてしまい、高めることが当たり前な状態になっていきます。すると、「自己肯定感が高まらない=自分はダメ」という、ありのままの自分を否定しやすくなるサイクルに陥ってしまう恐れがあります。
自己肯定感を高めること自体が、プレッシャーとなるのは良くありません。
ですから、できなかったことよりも、できたことに焦点を当てる「加点方式」の考え方が大切です。
自己肯定感を高めようと意識して、たとえ上手く行かない日があったとしても、「マイナス」ではなく、むしろ意識しているだけ「プラスだ」と捉えていきましょう。
5-2.一喜一憂しない
自己肯定感の高さは日によって変わることもあります。
また、自己肯定感はあらゆる影響やきっかけを元に、時間をかけて形成されていくので、そう簡単に大きく変化することはありません。
ですので、目の前の出来事に一喜一憂せず、なるべくフラットな状態で居ることを心がけるようにしましょう。
自分を責めたくなるような出来事が起きたとしても、問題を過剰に大きなものとして受け止めて落ち込みすぎないことが肝心です。
自己肯定感が下がりそうになった場合は、「自己肯定感は上下するものだから仕方ない」と、開き直ってしまう姿勢も時には重要です。
5-3.自己認知の習慣をつける
心理学の世界で、感情のコントロールに有効と考えられているのが、自己認知です。
要するに「自分はいま〇〇な状態なんだ」と、自分自身を客観的に捉えることを指します。
この自己認識が、自己肯定感を改善するときに大きく役立ちます。
例えば、上手く行かないことがあって自分を責めてしまうような時に、「自分はいま悩んでいるんだ」と口に出してみることで、悩みをフラットに捉えることができます。
ネガティブな感情に囚われないよう、自己認知を活用することが大切です。
6.自己肯定感はいつからでも高められる
いかがでしたでしょうか。
自己肯定感は、
人間関係、ひいては仕事や人生に
大きな影響を与えています。
この自己肯定感について、
高めることに遅いということは決してありません。
今の自分に変化がほしいと感じていたり、
心にピンとくるものがあれば、
あなたにとってアクションが必要な
タイミングなのかもしれません。
特に、4章の3つ目でご紹介した
コミュニケーションを高める方法は…
- ・実践しやすく効果がスグに実感できる
- ・自分に自信がつく
- ・相手からさらに大切な存在として扱われるようになる
など、自己肯定感を高めることに
非常に効果的です。
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